【シングルレート】選出で7割勝つ
シンクです。
シングル63において、選出がいかに大事なことなのか、深く考えたことがある方はあまり多くないと思います。
今回はその選出について少し話していきます。
「言われなくてもわかってる」方々はブラウザバック(՞ .ˬ.՞)"
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
みなさんは選出画面で、どのようなことを考えて3匹を選びますか?
ポケモンというゲームは、選出の段階で7割くらい勝敗が決まると僕は思っています。
この記事はそんな、勝てる選出の"考え方の1つ"です。
僕と言えば6世代の亡霊で大変申し訳ないのですが、第6世代からレートを始め、途中でポケモンをしなくなってしまったので、例をあげながら話しますが、6世代環境のものなのでそれ以降の環境で戦っている方にはわかりづらいかもしれませんが、僕なりにわかりやすく書いていきます。
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
今回はこの構築で例えていきます。
http://sinkev.hatenablog.com/entry/2015/01/14/205657
過去、記事にしたことがある構築です。
勝率は75%、勝てる試合を落とすことも多かったのは僕の浅さでしたが、考え方の部分だけ盗んでくれたらなと思います。
それではタイトル回収
「相手の選出を誘導すること」です。
誘導できているのに、自分でそれに気がついていないという方も多いと思います。
相手の選出を誘導するというのは、選出誘導力の高いポケモンを構築に組み込むということです。
選出誘導力が高いポケモンというのは
「詰ませる性能が高いポケモン」だと、僕は認識しています。
詰ませの代表と言えばスイクンですよね。
スイクンが相手の構築にいたら、まず間違いなくスイクンを突破できるポケモンを選出します。
つまり、その試合で自分がスイクンを選出するかどうかに関わらず、構築にスイクンがいるだけで、相手が対策駒を選出してくることが分かります。
マンムーのように攻撃範囲が広く火力の高いポケモンも、詰ませ性能の高いポケモンと言えるでしょう。
ゲッコウガなどがこれに近いです。技範囲が広く火力も高い、警戒せざるを得ないポケモンです。
マンムーが相手の構築にいると起こりやすいのが「相手のマンムーが自分の構築にぶっ刺さっている!」という状況です。
ほとんどの場合、マンムーの攻撃を受けきれる耐久を持つ物理受けを選出します。
これだけで、相手の6匹の中から
「マンムーを受けられるポケモン」の2匹がほぼ確定で選出されることがわかります。
相手が出してくるポケモンが2匹も、"自分だけが"わかっていて選出を決められるゲームスタートです。
この時点で、選出するポケモンは2匹確定しています。最後の1匹を合わせて、可能な限り対応範囲を広げてくるでしょう。
それは多くの場合、数値の高いポケモンです。
メガ進化するものだったり、600族だったり、ギルガルドだったり、まぁそのへんです。
ここまで相手の選出が分かれば、自分は相手の6匹に対応する必要なんてなく、この3~4匹に対して"決め打ち"で選出すればいいだけです。
さらに思考を掘り下げていくと、相手の初手を見るだけで、裏の2匹がわかってしまうケースもそこそこあったりします。
冒頭で挙げた僕の構築での戦い方であれば、
「相手の3~4匹に勝てる3匹を選ぶ」か
「2~3匹に必ず勝てるポケモン2匹の組み合わせ+ゲンガー」です。
無理なポケモンをゲンガーで道連れして、残ったポケモンをしばくという流れで、この選出が1番多かったです。
積みサイクルや受けループなどの特殊なパーティに対しては、また別の話になってくるかと思います。
自分で組んだ構築をもっとも理解しているのは自分自身です。
理解度を限界まで引き上げて、実戦では機械的に思考を組み立ててプレイできると安定感に繋がるんじゃないかと思っています。
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
ここからは、僕自身が実戦で行なっていた選出例を羅列します。
読み飛ばしても良いところです。興味がある方は眺めてみてください。興味がない方は、ここらでこの記事は終了になります。
VS
自分→
相手→
カメ、ナット、ガブに対してピンポイントで選出。(対スイクンの、対マンムーの、こちらのリザがYだと仮定した場合受けられるのがガブリアスのみのため)
僕のパーティに対してナットを出さない人はいませんが、この時は再戦だったので選出を変えてきたんだと思います。
相手のニンフィアが少し怖い選出ですが、ニンフィアを選出する余裕が相手にはないので無視しています。
選出予想のうち2匹は当たっており有利試合。
1戦目も再戦も勝利しました。
VS
自分→
相手→
予想はエレキブル、ガブリアス、スイクンorマリルリ(対スイクンの、対マンムーの、対リザの)(エレキブルとかいう化け物、なにしてくるんだ…。)
エレキブルが未知の生物すぎて相当歪みましたが、あくまでもセオリーに従って選出。
2分で思考がまとまらず、無茶な選出をしました。ゲンガーは非メガでなんとかマリルリを道連れにして、リザードンで頑張る予定。
想定したのとは違う展開だったが、なんとか勝利。
VS
自分→
相手→
予想はガブバシャナット。2メガ構築と予想して、バシャかマンダですが、バシャの通りが良いことと、マンダでは対リザXが安定しないはずなので、襷orスカーフを持ったガブリアスという予想。(対スイクンマンムーの、対リザのため、残りでこちらに通りの良い)
予想は的中しましたが、選出自体はかなり苦しかったです。マンムーを見たら必ずナットレイが受けにくると思っていたので、叩き落とすを当てる前提で立ち回りを考えてこの選出。
想定通りに試合が進み勝利。
VS
自分→
相手→
予想はガルブシンガルドorスイクン(対スイクンで、対応範囲の広さとメガ枠の関係ではほぼ確定で、ブシンを選出する以上、ニンフィア受けのために。マンムーのためにスイクンを出したいが、ガルーラと立ち回りで何とかしてくるだろうという予測。)
こちらはガルーラをゲンガースイクンで対応、ガルドをスイクンニンフィアで対応、ブシンをニンフィアで対応、という形。
選出を読み切ってそのまま勝ちました。
VS
自分→
相手→
予想はミトムガッサガルーラ(対スイクンで、対マンムーで、誤魔化しと対応範囲の広さで)クレセは役割がミトムに奪われるため出てこないだろうという予想。
スイクンを見れるポケモンが2匹いて、スイクンとマンムーのどちらもが辛いポケモンがいて、めちゃくちゃにきついやつ。この3匹決め打ちで選出して2匹当たっていて、数値の高さでゴリ押した感じです。(決め打たないとキツすぎたので)
VS
自分→
相手→
予想はボルトガブポリ2(対スイクンの、対マンムーの、リザを受けるために)
マンムーがぶっ刺さりすぎてて逆によくわからなくなりました。ポリ2は100%出てくると思い、絶対にゲンガーで道連れすること確定。ボルトガブはマンムーでしばけるので、ゲンガーがボルトと偶発対面した時のためにサンダー。ニンフィアでも良かったけどクチートが少しだけ怖かったのでサンダーにしておきました。
予想は2匹当たっており、想定通りに勝ちました。
例はこのくらいで、僕が2110あたりから2200まで全勝した時の配信アーカイブから拾ってきたので少し偏りがあります。(正確なレート数値とかは覚えてないです)
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
長々と書いてきましたが、
相手の選出が読めること、その上でこちらが立ち回りと選出を決めることの強さが伝われば幸いです。
記事の冒頭にも書きましたが、これは戦い方、考え方の1つにすぎません。これをやっていれば必ず勝てるという保証もありません。
ただ、シングルレートをやっていく上で、この考え方を持っているかどうかで、勝率は変わってくると思いますし、自分自身でそれを証明できたのも良かったと思っています。
誰かの参考になったら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追記があればしれっとしておきます。
誤字脱字を見かけた際は、すみやかに
Twitter(@sin_kos_tan)までご連絡を。
それでは